演劇部紹介用台本

・新入生(太郎)
・新入生(花子)
・舞監
・演出
・照明
・音響
・大道具
・小道具
・衣ショメ
・キャスト(男)
・キャスト(女)



声だけ

部員「ようこそ演劇部へ!!」

緞帳上がり始める。
新入生、フロアで

太郎「うっほ~。○○高校だぁ~。彼女たくさん!! 勉強カンペキ!! 部活サイコー!! パーフェクト高校生活ぅ~!!」
花子「恥ずかしいから止めなよ。」
太郎「友情。恋人。青春だぁ~!!」
花子「だから恥ずかしい…」
太郎「シャラッ~プ!! いつまで、俺について来るんだよ。こぶ付きだと思われたら困るだろ。いくら幼なじみだといっても、もう高校生なんだぜ。いい加減に"俺"ばなれしろよなぁ~!!」
花子「んだとぉ~!! あんたがいつまで経ってもしっかりしないから…」
太郎「おいおい、あんたなんて言うなよ。カップルだと思われたら…」
舞監「そこの君たち喧嘩は止めるでござるよ。」
花子「…」
太郎「…」
花子「行こっか…」
太郎「うん…」
舞監「うわ~。ごめんなさい!!話聞いて~。」
花子「はいはい。分かりましたよ。」
太郎「手短にね。」
舞監「我々、演劇部はたくさんの部署に別れて構成されているよ!!まずは大道具!!」
大道具「何もない閑散とした舞台に色々な世界を生み出します!!」
花子「あの大道具の人かっこいい。」
舞監「○○高校さん仕込み始めて下さい。」
部員「はい。」

後の演技に支障が出ない人で、ベンチ・街灯を仕込む。

舞監「私は、舞台監督。略して舞監!! 今のように全員に指示を出したり、担当の先生との綿密な打ち合わせをしたり、とにかく大切な舞台の最高責任者だよぉ~。」
太郎「最高責任者!? かっくいい~。」
舞監「続いて音響!!」
音響「音を使いこなして、舞台の空気を作り上げる。」

静かなBGMが流れ始める。

舞監「続いて照明!!」
照明「光を司り、舞台の雰囲気を作り上げる。それが照明!!」

照明:青
下手サス
街灯

花子「きれ~い。」
舞監「続いて衣ショメ!!」
衣ショメ「は~い。衣装メイクの略、衣ショメ。キャストは私の着せ替え人形!!」
演出「真面目にやらんかぁ~。」

演出、衣ショメをハリセンで叩く。

花子「流石衣装メイクさん。おっしゃれ~。」
太郎「可愛いな・・・。あの先輩・・・。」
舞監「あのうるさいおじさん(おばさん)は演出!!」
演出「あっ、ども~。キャストへのダメ出しなど、舞台の方向性を決める役割です。」
太郎「ダメ出し?」
舞監「キャストの練習を観て、いい方向に持っていってあげることだよ。」

衣ショメのセリフが終わったら、演出にばれない様に「それでは私はキャストのメイクを手伝ってきます。」と書いたノートを見せながら持って捌ける。

舞監「続いて小道具!!」

小道具、衣ショメからノートを受け取って、
小道具(ノート)演出(ハリセン)暇な人(大きな鞄)を持ち上げる。

小道具「比較的小さな道具を作るよ。これらの道具は全部小道具の管轄。作ってるのは小さくても・・・心は大きいんだから~~~~。」

鞄をベンチの横に仕込む。

舞監「それではお待ちかね。キャストさんたちの入場で~す。」

キャスト、ベンチに座って

キャスト(男)「俺たちの存在意義って、なんだろうな?」
キャスト(女)「裏方さんたちの努力を受け取って、しっかり演じ、輝くことじゃないかな。」
キャスト(男)「そうだな。」

照明:赤
音響:元気なBGM

舞監「っと、まあ、この素敵な仲間たちと、劇を作っていきます。」
照明「新しい自分、新しい友達、新しい物語、たくさんの新しいにきっと出会える。」
衣ショメ「劇を作り終えたときの達成感は半端ないよ。」
音響「大人の人や他校の人と話す機会が多いことや、1人1人が責任を持ち行動しなければならないので、人間的に成長できる。」
キャスト「たくさんの部署があり、君に合う部署もきっと見つかる。」
演出「さあ、私たちと一緒に青春の汗を流そう!!」
舞監「体育館で待ってるよ。」

部員捌ける。
新入生ステージで

太郎「演劇部、入るか・・・。」
花子「そだね・・・。」

2人、手をつないで捌ける。

終幕



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